建勲神社
建勲神社本殿
建勲神社の見所
建勲神社拝殿
建勲神社から大文字山を望む
船岡山の東南一帯に境内があるのが建勲神社です。通称(けんくんじんじゃ)と呼ばれますが正式には(たけいさおじんじゃ)と読みます。
建勲神社は、明治天皇が織田信長公のお働きに対して「建勲」の神号を与えられ、この神社を別格官弊社としてお祀りされています。建勲神社が鎮座する船岡山東南地区は、豊臣秀吉の頃より織田信長公の霊地として守られてきた経緯があり、明治時代になりその霊地に建勲神社が建てられたのです。
建勲神社の拝殿には、織田信長、木下籐吉郎(後の秀吉)、柴田勝家らの肖像画があります。
- 正式名称
- 建勲神社(たけいさおじんじゃ)
- 社格
- 別格官弊社
- 御祭神
- 織田信長公
- お祭り
-
7月 1日 例大祭
10月19日 船岡大祭
船岡山は標高45mとあまり高い山ではありませんが、古代の京都盆地の植生がよく残っています。船岡山の名称は聖徳太子の文献にもその名が出てくるなど古くから京都文化の基点でした。
建勲神社の境内からは比叡山や大文字山の眺望が望めます。
織田信長が舞った「敦盛」
「敦盛」の一節
桶狭間の合戦で織田信長が舞った「敦盛」の一節が石碑に彫られています。
「人間50年 下天の内をくらぶれば 夢まぼろしの如くなり ひとたび生を得て 滅せぬ者のあるべきか」
この幸若舞曲の「敦盛」の一節は、平家物語から引用されたものです。
- 拝観料
- 無料
- 拝観時間
- 参拝自由
- 所在地
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京都市北区紫野北船岡町49
Tel 075-451-0170 - 交通手段
- 市バス 建勲神社前 下車
末社 義照稲荷社
末社 義照稲荷
建勲神社境内の北東(丑寅)の鬼門に位置しているのが末社 義照稲荷神社です。
稲荷神社といえば伏見稲荷神社が有名ですが、この末社義照稲荷神社は伏見稲荷大社との関係も深いのです。奈良時代よりこの船岡山一帯や伏見稲荷山一帯は渡来人の秦一族が暮らし稲荷信仰を広めたと言われています。末社義照稲荷神社は秦氏の守護神として、また西陣織などの織物文化の祖神として古くから信仰を集めています。
- 正式名称
- 末社 義照稲荷神社(よしてるいなり)
- 御祭神
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宇迦御霊大神(うかのみたまのおおかみ)
国床立大神(くにとこたちのおおかみ)
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)