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400御所 アーカイブ

2006年12月19日

梨木神社

梨木神社の正面鳥居
南側鳥居から梨木神社を望む

梨木神社の見所

萩の宮と言われ萩の花の名所です。毎年9月第3日曜日に「萩まつり」が催されます。梨木神社境内一円には数百株の萩が植えられており、「萩まつり」の頃は美しい萩の花がみられます。
梨木神社は、御所の東側に位置し三條家の邸宅があった場所に建てられています。幕末から明治維新にかけて皇室の中興に尽くされた三條実萬公、三條実美公父子がまつられています。
梨木神社南側の鳥居横には湯川秀樹博士の歌碑もあります。

湯川秀樹博士歌碑
湯川秀樹博士歌碑
御祭神
三條実萬(さねつむ)公、三條実美(さねとみ)公
神社にしては珍しく実在の人物がまつられています。実美公は実萬公のお子さんです。
ご利益
心願成就
梨木神社のお祭り
9月第3日曜日 「萩まつり」
 4月18日  春季例大祭
10月10日  秋季例大祭

(参照:梨木神社HP

染井の井戸/京都三名水

染井の井戸
染井の井戸

梨木神社の境内には、京都の三名水の一つ染井(そめい)の井戸があります。
京都三名水とは、京都御苑にある縣(あがた)の井、四条堀川にあった堀川邸からわき出る醒ヶ井とこの梨木神社の染井の井戸とされています。
(参照:縣の井

お役立ち情報

拝観料
無料
拝観時間
6:00~17:00
(御守り・御朱印等は9:00~)
所在地
京都市上京区寺町通広小路上ル染殿町
Tel:075-211-0885
交通手段
市バス「府立医大病院前」下車徒歩3分
駐車場
なし

2006年12月25日

京都御所周辺

京都御所周辺の見どころ


厳島神社

厳島神社
厳島神社

京都御苑の南西、九條邸跡に厳島神社があります。広島・安藝の厳島神社の分社の一つで、もとは兵庫の築島(神戸市兵庫区永沢町)にあった社を九條邸内の拾翠池のそばに移転されたものです。また、この神社には平清盛の母儀祇園女御も合祀されています。
神前にある小型の鳥居は破風形の鳥居として重要美術品に指定されています。

御祭神
市杵島姫命、湍津姫命
田心姫命、祇園女御
ご利益
家業繁栄、家内安全

京都迎賓館

京都迎賓館正門
京都迎賓館正門
京都迎賓館回廊の庭
京都迎賓館回廊の庭

平成6年から建設されていた京都迎賓館が平成17年春に完成しました。
京都迎賓館には大広間や大会議室、晩餐会場の他に回廊から眺められる大池や和風の庭があります。
迎賓館の建築は日本の伝統的な住居である入母屋屋根と数奇屋造りの外観で、築地塀を巡らせた和風の外観を見せています。さらに日本の伝統技術を伝承する人間国宝によるきりがね細工や手織りの段通、つづれ折りの壁装など京都の伝統技術職人による技術が活かされています。
建築の目的は海外からの賓客をもてなすことですが、一般参観も募集されますので興味のある人は申し込まれてはいかがでしょうか。
(参照:迎賓館


廬山寺

廬山寺
廬山寺

廬山寺は京都御苑の東に位置し、梨木神社の寺町通りを挟んだ向かい側にあります。
廬山寺は源氏物語などを書いた紫式部が暮らした場所として有名です。この廬山寺一体はもと紫式部の曽祖父権中納言藤原兼輔(堤中納言)が建てた邸宅だったのです。この地で紫式部(藤原香子)は育ち結婚生活を営みました。もちろん「源氏物語」や「紫式部日記」「紫式部集」などもこの地で書かれました。

お役立ち情報

拝観料
大人400円 小人300円
※団体(30名以上)300円
拝観
午前九時~午後四時
所在地
〒602-0852京都市上京区寺町通広小路上る北之辺町397
Tel:(075)-231-0355/Fax:(075)-231-1357
交通手段
京阪 鴨東線「出町柳」より徒歩15分、「丸太町」より徒歩20分
市バス「府立医大病院前」より徒歩3分
駐車場
あり
ホームページ
廬山寺

護王神社

護王神社
護王神社

京都御苑の西側蛤御門の向かい側に護王神社はあります。護王神社はもと京都洛西の高雄山神護寺の境内にありましたが、 明治19年(1886)明治天皇の勅命により現在の地に建立されました。
護王神社の御祭神は奈良時代から平安時代に宮廷にお仕えし皇統の守護・平安京遷都・我が国初の私立学校の設立に命をかけて尽力された和気清麻呂公や和気清麻呂公のお姉さまで、4代の天皇にお仕えし、慈悲深く天皇から厚く信頼された和気広虫姫です。

御祭神
和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)
和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)
ご利益
厄除け・災難除け、足腰の健康・病気怪我回復
亥年生まれの御守護、子育て・子供の成長の御守護、ぜん息封じ

お役立ち情報

拝観料
無料
所在地
〒602-8011 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町
Tel:075-441-5458/Fax:075-414-0255
交通手段
地下鉄丸太町駅下車北へ徒歩7分
市バス烏丸下長者町停下車すぐ
駐車場
あり
ホームページ
護王神社

2006年12月26日

京都御所(御苑)

京都御所建礼門
京都御所 建礼門

京都御所の呼び方

御所から大文字山を望む
御所から大文字山を望む

東西700m南北1300mにおよぶ広大な敷地を「京都御所」と一般には言われていますが、正しくは京都御苑と言います。京都御所は京都御苑内にある以前の天皇の住まいであった皇居(禁裏)があった場所です。
現在京都御苑は環境省が管理しており、京都御所の前庭という役割と都市公園の役割を果たし京都市中心部に自然豊かな環境を提供し多くの野鳥が訪れる憩いの場でもあります。

京都御苑の歴史

清水谷家の椋
清水谷家の椋

平安遷都当時、御所は現在地よりも2kmほど西にありました。しかし、度重なる大火で一時的に利用していた摂関家の邸宅を天皇の住まいとされ光厳天皇の即位(1331年)以来東京遷都までの約500年間現在の京都御所が天皇の皇居でした。
御所のまわりの広大な緑地(京都御苑)はもともと宮家や公家の住まいがあった場所です。しかし、明治維新で天皇が東京に移られたことで宮家や公家も京都を離れ、公家町が荒廃したと伝えられています。これを嘆かれた明治天皇の命により旧屋敷の撤去、石垣工事、苑内道路整備事、植樹などが行われ現在のような姿になりました。

葵祭
毎年5月15日に京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社に至る平安時代の装束に身を包んだ歴史絵巻です。
葵祭の起源は欽明天皇(540 ~571年)が、飢餓疫病の沈静を願って天皇の勅使に「鴨の神」の祭礼を行わせたことに始まります。祭りに参列する勅使の衣冠、牛馬にいたるまで、葵の葉と桂の小枝で飾ったことから葵祭と呼ばれます。
時代祭
毎年10月22日に京都御苑から平安神宮に至るお祭りで、参加人数2000人行列の長さが2kmにも及ぶ一大歴史絵巻です。
時代祭の歴史は、明治28年京都で開かれた第四回内国勧業博覧会で建てられた平安神宮の設立に始まります。新しく作られた平安神宮のお祭りとして時代祭は始められました。
春秋の一般公開
毎年春秋の各5日間程度、予約なしで京都御所内部が参観できます。

九条邸跡

拾翠亭/九条邸跡
拾翠亭/九条邸跡

京都御苑の南側、堺町御門の西にある九条邸跡には今でも良く整備された池と庭園があります。九条家は平安末期より多くの摂政や関白を排出した名家です。邸宅は壊されましたが、今でも往時を偲ぶ池と拾翠亭(茶室)が残っています。


縣の井戸

縣の井戸
縣の井戸

この井戸の付近は一条家の邸宅があった場所です。この井戸は京都三名水の一つで洛陽の名水と言われています。古くはここに縣宮(あがたのみや)があり、役人になりたい人たちがこの水で身を清めて祈願したとされています。
現在はこの井戸の水は使われていません。京都三名水の中で今でも飲用に使えるのは、梨木神社の染井の井戸などです。
(参照:染井の井戸


京都御苑の案内所

中立売展示コーナー
中立売展示コーナー

京都御苑の西側中立売門のそばに中立売休憩所があります。この休憩所では飲み物や簡単な食事を取ることができます。さらに展示コーナーがあり京都御苑の歴史や自然を知ることが出来ます。

お役立ち情報

拝観料
無料
拝観
京都御苑はいつでも入れます
京都御所は宮内庁への事前の許可が必要です。ただし、春秋の一般公開の時は予約無しに入れます。
所在地
602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3
環境省京都御苑管理事務所
Tel:075-211-6348/Fax:075-255-6433
交通手段
地下鉄丸太町駅または今出川駅より徒歩1分
京阪丸太町駅より徒歩10分
中立売西駐車場
バス20台、乗用車250台収容
入・出場 7:40~19:40(出場24時間可)
清和院東駐車場
乗用車80台収容
入・出場 8:40~20:00(20:00以降閉鎖)
ホームページ
京都御苑

2009年天皇皇后両陛下御結婚満50年記念京都御所特別公開

期間
平成21年4月23日(木)~4月29日(祝)までの7日間
入門時間
午前9時(開門)から午後3時30分(閉門)まで
参観者は,宜秋門(ぎしゅうもん)から参入し,清所門(せいしょもん)から退出することになります。
(清所門の最終退出時刻は午後4時30分)
テーマ
今回の公開は,天皇皇后両陛下御結婚満50年を記念して,紫宸殿,清涼殿,小御所等の参観を中心とした例年の一般公開コースに加え,通常非公開の皇后宮常御殿,飛香舎,若宮・姫宮御殿及び朔平門が特別公開されます。
申込みなど
申込手続不要、入場無料
詳細情報
京都御所一般公開について - 宮内庁


2006年12月28日

京都御所地図

京都の中心部御所を巡る地図

御所は平安時代から江戸時代まで天皇の御座所でした。御所のまわりは皇族や公家の屋敷があったのですが、明治天皇の東京遷都で公家皇族も一緒に移られ、御所のまわりはすっかり荒れ果てました。
その後、御所のまわりにあった屋敷跡を整備し現在のような緑溢れる都市公園に整備されました。御所を囲む東西約700m南北約1300mの広大な敷地を京都御苑と言います。

京都御苑を巡るウォーキングガイド

京都駅からは地下鉄を使って丸太町または今出川駅で降りてください。京都御苑の西にある烏丸通りに沿って地下鉄は走っています。京都御苑の南西角が地下鉄丸太町駅で北西角が地下鉄今出川駅です。
京都御苑内は玉砂利が敷き詰められています。スニーカーなど歩きやすい履き物で来られた方が便利です。

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